1979年5月に、果樹試験場興津支場早熟で食味が良く、食べやすいミ
カンタイプの新品種育成を目標に交配育成された品種である。
1982年10月、着花、結実の促進を図るため高接を行い、固体番号を
F-261とし4年後の1986年に初結実し、5年間果実品質について調査を
行った結果優良だった。
1991年に一次選抜をした同年4月からカンキツ興津44号の系統名を付してカ
ンキツ第7回系統適応性検定試験並びに耐病性についての特性検定試験
に供試し地域適応性の検討を1996年2月に行われた臨時系統適応性・特
性検定試験成績検討会において、新品種として妥当と判定された。
交配から17年後の1996年8月12日付けで、農林水産省育成農産物新品種
命名登録規程開始したに基づき”はるみ”と命名 みかん農林12号と
して登録、公表された。
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